いま読んでいる『すぐに役立つアドバイスを満載!! 管理者になったとき困らない 実践的ソフトウェア開発工程管理』(竹山 寛/著・技術評論社)のなかに、こんな一節があった。
「なるほど」と納得した内容なので、引用してみる。
まず, ソフトウェアはドキュメントとプログラムから構成されていることに注目されたい. 極端にいえば, 紙と鉛筆があれば, どこででも作成(設計/開発)できる世界である. このことが, ソフトウェアというものを, よりわかりにくくしているのかもしれない. この特性から管理者は, その管理を定性的なものと捉えてしまい, フィーリングで物事を片づけようとしてしまうのである.
ここで, 定性および定量という言葉の意味について, 一度まとめておこう.
<定性/定量の意味>
定性(定性分析)とは「ある物質(プログラム)にどのような成分が含まれているか」ということまでであるが, 定量(定量分析)は「ある物質(プログラム)にどのような成分がどのくらい(数値として)含まれているか」であり, 両者の間には大きな違いがある. 定性分析は, 結局のところ漠然と見るだけなので肝腎なものが何も見えないが(つまり, 何をどう管理すればよいのかがわからない, ということになる). 定量分析は成果物のすべてを定量データとして数量化し, 予定/実績/目標という尺度で計り, 管理することである.
と、ここまで読んでまたすっかり開発者(としてやるべきことが見えた)気分になって浮かれたのですが。えー、続く以下を読んですぐに冷静になりました。
すなわち, ソフトウェアこそ定量データの宝庫である.ーー見る者が見れば…, であるが.
ここで, 誤解しないでほしいのだが, 定量的な管理を行えば的確な管理ができたということにはならない. 管理の対象が生身の人間が開発するプログラムであることで, 問題はいっそう難しくなっているのである*(*第3章では, 開発と管理ということについて, 筆者の経験から深く掘り下げていくことにする.).
そゆわけで、めげずに「第3章 開発と管理」を読んでいくよ。朝いちばんで読むことにしているので、最近ものすごー賢くなった気がする(はい、はい、気のせいです気のせい←どこからともなく聞こえてくる幻聴に答えています)。
いずれにせよ、開発開眼の日は近い(はい、はい、はい、)。
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ソフトウェアの開発について、まじめに学ぶことにした。
これまではソフトウェアを「難しくゴニョゴニョ」したものだと捉え、そのメカニズムについて知ろうとしなかったのだけど、昨年末ぐらいから本質的に必要だということが判り、せめて体系的な理解だけはしたいと思った(だけど難しそうだからといろいろな言い訳をして避け続けていたのである)。
まずは、入門本を数冊手に入れた。『すぐに役立つアドバイスを満載!! 管理者になったとき困らない 実践的ソフトウェア開発工程管理』(竹山 寛/著・技術評論社)。「すぐに役立つアドバイス」「困らない」「工程管理」という言葉が感覚的に気に入って手に取ったのだが、その場で立ち読みした第2章「管理に対する考え方」にあったこの文章で、最初の1冊に選んだ。ちょいと長いが引用してみよう。
プログラムとは, 前にも述べたように「外部の環境や目的とする要求に合わせてリレーの集合体のスイッチをON/OFFさせる組み合わせを, ある一定の手順に従って書くシナリオのようなもの」であるということが, まず理解できないのである. これは, ソフトウェアの開発が, 従来の経験/学習を適用できるものとは異なった分野であることに起因している.
しかし, 実のところ, 本質的にはソフトウェアの開発も家を建てることと何ら変わらず, 間取り, 建坪などというものが, 機能, 開発規模などといったものに置き換えられているに過ぎないのである.
「ソフトウェアは目に見えないもので, よくわからない」などということがよくいわれるが, わからないのは, 管理するものが何であるかを見ていないからである*(*諺に「木を見て森を見ず」という. 部分だけを見ていると全体が見えなくなるということである.). ドキュメントを作成すればページ数, プログラムを作成すればステップ数, 詳細設計を行えばモジュール数, テストを行えばテスト件数, 不良が出れば不良件数や解決件数, 修正件数, ステップ数がわかれば目標とするテスト項目件数や発見不良件数…などと, 管理をするために必要な定量的なデータは山のように存在する. ただ, それを見ていないだけのことである.ーーソフトウェアという言葉に惑わされて.
この文章を立ち読みしたわたしは、すっかり開発者(として企画開発管理できた)気分になって浮かれたのですが。え、そういう見極めって…、どうなのよ?
ちなみに、2冊目は『プログラムをつくるとは? できるプログラマーの発想法』(←これもタイトルに惹かれたのはいうまでもないですが)。この本が読めたかどうかはまた今度。
わたしに適切な入門本をご存じの方はおしえてくださいね
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100年に一度という強烈な不況が容赦なく襲いかかっている。
2008年10月から一気に新聞広告の依頼が消えた。正式契約はしていないけど雰囲気で定期モノになっていた案件は、「この先続くかどうかの決定は先延ばし」(この台詞が出ると継続はあり得ない)になった。
でもまぁ、単純に考えて、広告費が落ち込むいってもすべての広告を出さないわけじゃないし誰かがコピーを書いているだろうからと、親しい取引先数人に問い合わせメールをしてみたら「いやはや。わたしが全10段広告書いているんですよー。コピーって難しいですねー。ぐっすり眠れませんよー(♪)」という手の返信が2件も届く(1人からだけならまだ無視できたのだが)。しかも、どちらも原稿書くのが楽しそうなんだよなぁ。え、タイヘンタイヘンといいながら実はコピーライターの仕事を楽しんでいませんか?←疑いの眼
全くもって同感で、コピーワークは、お茶の間の人たちとのコミュニケーションデザイニングをするわけだから、楽しい仕事なのだ。
買い控えがすすみ、広告が効かないといわれる時代にさらになってきたけど、わたしはそうは思わない。お金を使うことができる消費者は、モノや情報をもっとじっくり選ぶようになっていく。「じっくり」というのは、広告のイメージに騙されない情報を得るために使う時間が増えてくる、という意味。
そう。いまの人々が持つ口コミ力と偽の口コミを見抜く潜在能力は、たいへんな広告パワーだ。広告の範疇が日に日に広がるなか、インターネットでの広告をどう行っていくのか?を、わたしを含めた広告ピープルはなりふりかまわず考えはじめていると思う。
というわけで、寝ないで原稿を書いている営業の皆さん。いっしょうけんめいコミュニケーションについて考えているわたしに仕事を戻しなさい!
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昨日も一昨日も一昨昨日もたくさん仕事した。ご飯とお風呂と散歩する時間以外は、ずっと書き物をしていた。いったいどれとどれとどれのどういう条件が揃うとこういう働き者になれるのか。食べ物か睡眠時間か運動量か精神状態か散歩の方角か神社で猫と遊んだからなのか、何なのかほんとうに知りたい。
いちばん「やっつけた」と思うのは、企画書2本。まずは約30ページの企画書Aの初稿を書き上げ、修正まで持って行けた。Aは月末発表用。自分ひとりで書いているから気が重かったのだが、ここまでくれば安心。約50ページの企画書Bは、バラバラになっていた概略をわかりやすく整理できた。Bは書き手が3人いて、今週わたしがとりまとめることになっている。こちらは来週アタマのプレゼン用だ。
たくさん仕事した3連休だが、読書もした。
編集者から届いたポン引き小説『トリック・ベイビー 罠』(アイスバーグ・スリム著/blues interactions/2009年1月16日発売)の第2章「チクリ屋ドットのお粗末な耳」まで。この本は寝ないで続きが読みたくなるような章タイトルが並ぶ。
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今年ほどおみくじをひいた年もなかったように思う。神社のおみくじだけでなく、iPhoneのフォーチュンクッキー的なアプリ計7種類もじゅんぐりによく見た。どこかで手に入れた点取占いもむしってみた。足下にあるフォーチュンボールもよくけっ飛ばした。
昨年から、どんな変化も受け入れる覚悟を持って次のスパイラルに進むことを決意。ばさーっといろんなものを捨てると、新しい出会いがあるものなんだね。
先の動きがまったく見えないし、捨ててしまったものは一時的な損失になる。進む方向に陽が差している感じはするけれど、目には見えない状態で不安。でも怖がっていては何も進まない。
だからわたしはおみくじをひく。見知らぬ人にしか訊けないよ「わたしの決断は間違っていないのでしょうか?」なんてねえ。
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金曜にマーケティング戦略企画の依頼をいただき(ありがたやー)、火曜か水曜には書類にして内部打ち合わせ。それともうひとつ、来週末か再来週頭に大切な会合があるから、概要書類が必要。どちらも1行もできていない。過緊張。肩こり。
ここで休んでおかないとヤバい感じがしたので、週末はのろのろしていた。アタマのどこかで「アレもコレもうまいことやらないといけない」と思っているから数時間置きに焦る気持ちが出てくるけど、意識的に無視してみた。←無視というか「無視するのよ無視するのよ」とお唱えしたみたわけだが。
んー、休むのもっとうまくなりたい。
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Six Apart社、日本法人5周年記念パーティに参加しました。
ブログを書き始めて2ヶ月(つまりSix Apartが提供するTypePadを使い始めて2ヶ月)のわたしが「5周年」をお祝いさせていただくのはちとおこがましいなーと思ってたのだけど、ブログを広めようと頑張ってきた関係者のみなさん、そしてモノホンのブロガーたちの考えを聞いていたら、個人的な想いは吹き飛びました。
昨晩お話ができた人たちは、それぞれの立場で「ひとを助けたい」という気持ちを持っているんですね。その気持ちをコツコツと実行し続けている。こういう人たちが「Web2.0」に意味づけをするのだと思います。
Photo taken by ami_harikoshi.
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ストーリーは、自力では開けられないドアの内側にあり、どんどん膨らんでいた。鍵は頑丈で、押しても引いても微動だにしない。扉のなかにあるのはわかっていたから、開け方がわからず悔しかった。
「心霊手術」とは、なんじゃそれってわたしも思うけど、スピリチュアルなオペレーションだった(「チャネリング」の方が、正しい言い方のかも?)。5時間の大手術は、鍵をピッキングして開けてもらってからが長い。カチカチに固まってるドアを開けるのには力がいるし、力をかけられるのは痛い。開けてみて、中身が期待はずれの質/量、または腐ってたってなこともあったかもしれない。
とにかく、ドアは開いて、ストーリーの全体が見えた。
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フォトグラファーの中島 剛さんが噂のカメラCanon EOS 5D MarkⅡを一般発売前に急きょ借りられたので超短編ムーヴィを撮ることになり、ストーリー提供をした話をしましたが、今朝、You Tubeへアップしたという知らせが入った。
アイデアを練る時間もきれいなラフを作る時間もなかったのでひと筆描きした絵コンテ ですが、思い描いた雰囲気そのものに仕上がっていたよ!
ぜひご覧ください。☛ Canon EOS 5D Mark II video. BLUE SEA.
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昨夜、大事なプレゼンが無事に終わった。
先週は準備に気が張っていたようで、その前の週にひいた風邪もあまり気にならなかったんだけど、今朝起きたら喉に来て、アニメ声です。
パレスホテルの「スワン」で、有名なスモークキングサーモンとオニオングラタンスープとビーフシチューとクレープシュゼットを楽しみながらも、必要なことをじゅうぶんに話せた気がわたしはするんですが、相手の方は「キミのプレゼンはまだまだ。平均点で面白くないなぁ。プレゼンは内容じゃなくて、引きつける力なんだ」とのこと。
アニメ声が終わったら、「引きつける力」についてよっく考えよっと。
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●「面白かったけど話が長い」と、何度かいわれたことがある
●「話が長い」と、いわれることがよくある
●「どのぐらいの長さの話なの?」と、話す前にきかれる場合がある
● 言いたかったことが伝わらず後悔する
●「それ」「これ」「あれ」「ほれ」とは何を示しているのか、会話の途中で指摘される
こんなお悩みをお持ちの方へ
じゃなくて、もとい。こんな悩みをわたしは持っています。
来週の月曜にハズしたくない大切なプレゼンが急に入ったので、必要な場合に必要なことをじょうずに話せるようになろうと、短期集中特訓中!
ところで世の中には、「無駄に長くて、話が論理的じゃなくて、妙に難解で、ちっとも面白くない映画」がありますが、わたしがそういう映画がわりと好きです。
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先週あるイベントで、いしたにまさき氏とコグレマサト氏とお会いして『クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング』(日経BP社)にサインをしてもらった。
実はまだ1ページも読んでいないんだけど、彼らのパワーが伝導して、クチコミ効果が出たよ。
【yong様効果】
Tokyo2.0で質問するyongfookを撮影→flickrに投稿(http://www.flickr.com/photos/ami_harikoshi/3018867123/)+Tokyo2.0グループ(http://www.flickr.com/groups/tokyo20/)にもポスト→yongfookをcontactに加える→yongfookがfavoriteする(http://www.flickr.com/photos/yongfook/favorites/)→YongfookのLifestreamに登場(http://www.yongfook.com/items/view/334/yongfook)→投稿した次の日には155viewsに急上昇!
わたしのflickr平均viewsは日に13viewsだから、こりゃーまったくyongfook効果なわけだ。いやはや驚いた
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ダメですねー
最近は毎朝豆乳入りコーヒーを飲みながら、1枚の紙にその日のタスクを急ぐ順から書き出して上から順にやっつけているんだが、やるべきことに実働と時間がかみ合っていない。
根本的に脳や時間の使い方を変えて、全体的にスピードアップする術を身につけなくてはならない(つまり動作が鈍いのはいけない)。なにしろゆっくり眠りたいし、経済も勉強したいし、猫の心理も知りたいし、脳の構造も知りたいし、仕事の営業もしたいし、ソーシャルネットワーキングにも積極的になりたいし、ボランティアも参加したいし、好きな人とご飯も食べたいし、栗ご飯も作りたいし、YOGAもしたい。
歯を磨きながら電話をかけたり、お風呂に浸かりながらご飯を食べたり、化粧をしながらパンケーキを焼いたりといった行儀の悪い行動をもっととるべきなのかもしれない。
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まず重たい猫ちゃん用のコスチュームを探したら、可笑しい衣装がたくさんありました
・ディスコ猫(とにかくキラキラ)
・妖精猫(ピンク&ブラックのゴス系)
・黒猫(全身真っ黒)
・白猫(ややロリータ)
・しま猫(デパート屋上のイベント風)
うーん、、、あれもこれも欲しい
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「あいてる」プログラムと企画構成のアイデアについて盛り上がった。
わたしは最近プログラマーから”じろり”睨まれると、ものすごーく快感だ。
彼らとの会話は、お互い何をいわんとしているかのすりあわせに手間はかかるが、いわゆる自己紹介も必要ないし、テーマを見出せた場合は最終的な目標がぴったり同じであることが多く、そのやりとりの時間にはどこか「家族との会話」的な安堵感が流れる。
奴らがどう思っているかどうかは、知らない。
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クローズドなネットワークに行き詰まりを感じ、新しい相手との繋がりを持とうと行動を開始して約半年になる。ようやく、手応えがあった。自分の考え方の変化が見えてきた。
「オープン・ネットワーク」という言葉を、わたしがほんとうの意味で理解できるのは、ユーザーとしてサービスを活用していくだけではなく、サービス側からユーザーを(自らをも)助けられるようになった時だろうと思う。
オープン・セサミ!
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〆切りって、久しぶりだと楽しいんです。
ライターの友達と話すと、似たようなことを云います。「久しぶりだと原稿の精度が高い」とか「筆が踊る」とか「久しぶりだと一気に書くぜ」とか。
「久しぶり」という期間の概念は書き手それぞれの立場で違って、久しぶりが3日ぶりだったり、1ヶ月ぶりだったり、半年ぶりだったりします。たいてい、自分が書きたいテーマの原稿に対して「久しぶりだと楽しい」と感じる傾向があるようです。
わたしが久しぶりに楽しんでいる〆切りは、自主企画の作品。
【words from buddy】というタイトルを付けて、近いうちにブログで発表しようと思っています。
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3つのキーワード
1.忍耐
2.直感
3.外堀を埋めろ
ポイントは「情報収集」だとか。
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今年の我が家の壁掛けカレンダーは、”KAMA SUTRA The art of love"というタイトルのエッチな絵がいっぱいついている愉しい月めくりだが、毎日それを見ていたら自分好みのカレンダーが作りたくなった。
何か考えてみようと思う。
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