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登録年月 10/2008

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2009/02/02

コメント

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bashi

業界の端っこに居る身としてちょこっと被せコメントをば:

本質的にはソフトウェアの開発も家を建てることと何ら変わらず、間取り、建坪などというものが、機能、開発規模などといったものに置き換えられているに過ぎない

この二つの比較はソフトウェア開発の特徴と管理面での落とし穴を浮き彫りにできる、という点で面白いと思っていまして、

建築に比べてソフトウェアは:

考慮すべき機能が多い
例) ユーザー登録は最後にメール送って本人確認がどうとか
例) 認証だとかセッションだとか、権限だとか詐称だとか
→設計難易度が高い、設計漏れのリスクが高い
→実装フェーズになって「ん?これ設計おかしい」的な作り直しや再設計がよく起こる=定性/定量ともに測量対象が途中で「ブレまくる」難しさ

そしてもうひとつ:

同じ機能を盛り込んだ設計でも、頭良い子のと、平均的な子のとで「定量値に軽く 4 - 5 倍の差が出る」→個人能力に依存し (これは建築も同じ)、かつその差が建築に比べて大きい
→大手 SI 企業はこれを逆手に取って、同じ機能でも定量値を増やして「工数/見積もり増」作戦を実践してる所がある

実装フェーズでも同じ。プログラムコードも「賢く簡潔に、素早く」書けるやつもいれば、同じ機能のコードを「冗長に回りくどく、時間を書けて」書くやつもいる。属人的かつ個人差が大きく定量測定が難しい。

そんな未成熟な (?) 世界。
だからこそ個人でも活躍可能なところが楽しいのですが。

そんな中、明るい未来を皆で作って行くための鍵を握るのが internet と open source なのかな、と信じていたりします。

ソフトウェア開発の現場感を知るのに適したオススメ本:
Joel on Software - Joel Spolsky
http://www.amazon.co.jp/dp/4274066304/

open source hacker 的なエンジニアマインドを知るには:
ハッカーと画家 - Paul Graham
http://www.amazon.co.jp/dp/4274065979/

長文失礼しましたー。

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