茂木健一郎さんによると、脳を分析・整理するには、情報を言葉として出荷することが大切だという。インプットの量に見合う出荷を意識的に行わないと、入力過多になり、いざ本当にアウトプットが必要になった時に困ることになる。入力と出力の脳は直接つながっていないのでアウトプットを媒介にリンクさせていくしかない、とのこと(『Brain & Action 脳を活かす仕事術 「わかる」を「できる」に変える』PHP)。
茂木さんは、若い頃作家志望だったこともあるそうだが、難しい言葉を使わずに脳について語ることができるその筆力には感銘をうける。いつも彼の本を読み終わった後は「なーんだやっぱり。前からずっとそうだと思っていた」という風に感じるんだけど、脳についてわたしが詳しく知ってるなんてありえないので。茂木さんトークに巻き込まれるうちに、脳が経験して、自分の人生を再構築しているのだと思う。
20年近く文筆業をしてきて、広告を書いたり、エッセイを書いたり、企画書を書いたりしていますが、「なーんだやっぱり。前からずっとそうだと思っていた」という感想を読者に持ってもらうのは、なかなかタイヘンなことです。
"Real artists ship"
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